windowsのコマンドプロンプト(CMD)でSES現場でも使われるコマンドを紹介していこうと思う .batを作るときにも使えるものもあるので参考になれば幸いです。
さらに詳しい情報や、その他の情報は公式のリファレンスを参照
Windows のコマンド

基本的な操作

コマンド	用途	詳細
cd	ディレクトリの移動	詳細をみる
dir	ディレクトリの中身を確認する	詳細をみる
tree	ディレクトリ構造を確認する	詳細をみる
cls	画面をクリアする	詳細をみる
help	コマンドの一覧や詳細を表示する	詳細をみる

ファイル操作関連

コマンド	用途	詳細
コマンド	オプション
type	ファイルの内容を確認する	詳細をみる
move	ファイルの移動、もしくはディレクトリ名の変更	詳細をみる
copy	ファイルをコピーする	詳細をみる
xcopy	ファイルやディレクトリをコピーする	詳細をみる
mkdir	ディレクトリを新規作成	詳細をみる
del	ファイルを削除する	詳細をみる
rmdir	ディレクトリを削除する	詳細をみる
rename	ファイルやディレクトリ名の変更	詳細をみる

ネットワーク系

コマンド	用途	詳細
ipconfig	PCのIPアドレス等の情報を確認する	詳細をみる
nslookup	ウェブサイトのドメイン名からIPアドレスを取得(逆も可)	詳細をみる
ping	指定したIPアドレスとの通信確認	詳細をみる
tracert	通信相手までの経路確認	詳細をみる

その他

コマンド	用途	詳細
start	コマンドプロンプトを別ウィンドウで開始	詳細をみる
exit	コマンドプロンプトを閉じる	詳細をみる
date	日付の表示、設定をする。	詳細をみる
time	時刻の表示、設定をする。	詳細をみる
chcp	コマンドプロンプトの文字コードを確認、設定する。	詳細をみる

コマンド使用使用方法

各コマンドのオプションは組み合わせて使える。ここでは基本的に単一のオプションコマンドの説明をしているが必要に応じて組み合わせて使ってみよう。

cd

指定したパスに移動する

cd [移動したいディレクトリーパス]

現在のディレクトリから一つ上位のディレクトリに移動する
```
cd ..
```
現在のディレクトリからドライブ直下に直接移動する
```
cd \
```
今いるディレク(HOGE1)の一つ階層が上の別のフォルダー(HOGE2)へ移動
```
cd ..\hoge2
```

dir

現在いるディレクトリーのファイルとサブディレクトリの一覧
```
dir
```
現在いるディレクトリーのhogeフォルダーの中のファイルとサブディレクトリの一覧
```
dir hoge
```
指定したディレクトリーの中のファイルとサブディレクトリの一覧
```
dir [パス]
```
指定した属性のファイルを表示する
```
dir /a:[属性]
```
属性一覧
d : ディレクトリ
r : 読み取り専用
h : 隠しファイル
a : アーカイブ
s : システムファイル
i : 非インデックス対象ファイル
l : 再解析ポイント
- : その属性以外 (-D = ディレクトリ以外)
表示形式を変更して表示する
ファイル名またはディレクトリ名だけを表示
```
dir /b
```
ワイド形式で表示
```
dir /w
```
ファイル名またはディレクトリ名を縦方向にワイド形式で表示
```
dir /d
```
並べ替え表示
```
DIR /O:[ソート順]
```
ソート一覧
N : 名前順 (アルファベット)
S : サイズ順 (小さい方から)
E : 拡張子順 (アルファベット)
D : 日時順 (古い方から)
G : グループ (ディレクトリから)
- : 降順
サブディレクトリに含まれるファイルやディレクトリも表示
```
dir /s
```

tree

TREE コマンドの引数としてディレクトリ構造を表示したいパスを指定します。パスは相対パスでも絶対パスでも指定できます。

TREEで表示する。
```
tree
```
パスを指定してディレクトリ構造を表示する
```
tree [パス]
```
ディレクトリに含まれるファイル名も表示
```
tree /f
```
ツリー構造をASCII文字を使って表示する ※ASCII文字とは
```
tree /a
```
cls
画面の表示内容をクリアする
```
cls
```

help

主要なコマンドについての簡易ヘルプを表示する
```
help
```
コマンドのヘルプを表示する。
```
help [コマンド]
```

type

ファイルの内容を表示する

type [内容を見たいパス]\[ファイル名]

複数のファイルの内容を表示する(デイレクリーが異なる場合それぞれパスも記載)
- ファイル名を指定
```
type ファイルA.txt ファイルB.txt ファイルC.txt
```
- ワイルドカードを使う
```
type ファイル*.txt
```
ファイルの内容を並び変える
- 昇順
```
type ファイル.txt | sort
```
- 降順
```
type ファイル.txt | sort \r
```
- 並び替えのための判定文字を2文字めにずらす
```
type ファイルA.txt  | sort \+2
```

複数のファイルを一つのファイルにまとめる。

ファイル名指定

type ファイルA.txt ファイルB.txt ファイルC.txt > ファイルD.txt

ワイルドカードを使用

type ファイルB.txt > ファイルD.txt

move

1つのファイルを移動する ``` bat move [移動したいファイル名] [移動しいたいパス]

複数のファイルを移動する（ワイルドカードを使用）

move *.[移動したいファイルの拡張子]  [移動しいたいパス]

ディレクトリー名を変更する

move [変更するディレクトリー名] [変更したいディレクトリー名]

ファイル名を変更する

move [ファイル名を変更したいファイル名] [変更するファイル名]

copy

1つのファイルをコピーする

copy [コピー元ファイル名] [コピー先のファイル名]

複数のファイルをコピーする

copy *.[コピー元の拡張子] [コピー先のディレクトリーパス]

ディレクトリに含まれるファイルをまとめてコピーする

copy *.[コピー元のディレクトリパス] [コピー先のディレクトリーパス]

複数のファイルを1つのファイルにまとめる

copy ファイルAtxt+ファイルB.txt [コピー先のファイル名]

mkdir

ディレクトリーを作成する
```
   mkdir [ディレクトリ名]
```
パーミッションを指定しディレクトリを作成する
```
  mkdir \m [パーミッション指定] [ディレクトリ名]
```
[パーミッション指定] = [所有ユーザ] + [所有グループ] + [その他のユーザ]
- パーミッションの一覧
  1. Execution
  2. Write
  3. Execution + Write
  4. Read
  5. Read + Write
  6. Read + Execution
  7. Read + Write + Execution
エラーを表示せず記述したディレクトリが存在しなければ作成する
親ディレクトリが存在しなくてもエラーメッセージを表示せずに親ディレクトリと子ディレクトリを作成する。
```
mkdir \p [親ディレクトリ名]\[子ディレクトリ名]
```

del

ファイルを削除する
```
del [削除するファイル名]
```
現在いるフォルダにあるファイルを全て削除
```
del *
```

あるフォルダ内のすべてのファイルを削除

del .\[削除したいファイルのあるフォルダ]\*

特定のファイルだけを削除する
```
del *.[拡張子]
```
サブフォルダのファイルを削除する
```
del /s [ファイル名]
```
サブフォルダも含むすべてのtxtファイルを削除
```
del /s *.txt
```

rmdir

ディレクトリを削除
```
rmdir [ディレクトリ名]
```

親ディレクトリも削除する

rmdir \p [親ディレクトリ名]\[子ディレクトリ]

rename

ファイルやフォルダの名前を変更

rename [変更前のファイル・フォルダ名] [変更後のファイル・フォルダ名]

ファイル名はそのままで拡張子だけ変更する

rename [ファイル名].[変更前の拡張子] *.[変更後の拡張子]

別のフォルダ内のファイル名を変更する

rename [変更前のパス付きファイル名] [変更後のファイル名]

複数のファイルの拡張子を一気に変更する

rename *.[変更前の拡張子] *.[変更後の拡張子]

複数のファイル名の共通部分を一括で変更する

rename [変更前の共通部分]*.[拡張子] [変更後の共通部分]*.[拡張子]

ipconfig

ルーターや自分のパソコンのIPアドレスを調べる
```
ipconfig
```
ルーターからのIPアドレスを一時的に解放
```
ipconfig /release
```
IPアドレスを再取得
```
ipconfig /renew
```
MACアドレスなど詳細な情報を取得
```
ipconfig /all
```

nslookup

IPアドレスからドメイン名を確認
```
nslookup [IPアドレス]
```
ドメイン名からIPアドレスを確認
```
nslookup [ドメイン名]
```
ネームサーバーとIPアドレスを取得
```
nslookup -type=ns [ドメイン名]
```
メールサーバーとIPアドレスが表示されます
```
nslookup -type=mx [ドメイン名]
```
SOAレコードを取得
```
nslookup -type=soa xxx.co.jp
```

ping

通信が確立しているかどうか調べる
```
ping [IPアドレス]
```

tracert

通信が確立しているかルーティングの途中で経由したホスト（ルータ）を逐一表示する
```
tracert [IPアドレス]
```

start

別のウィンドウでコマンドを実行する

START ["タイトル"] [/D パス] [/I] [/MIN] [/MAX] [/SEPARATE | /SHARED]
[/LOW | /NORMAL | /HIGH | /REALTIME | /ABOVENORMAL | /BELOWNORMAL]
[/NODE <NUMA ノード>] [/AFFINITY <16 進数の関係マスク>] [/WAIT] [/B]
[コマンド/プログラム] [パラメーター]

exit

EXIT コマンドはコマンドプロンプトを終了or実行しているバッチファイルを終了
```
EXIT [/B] [終了コード]
```
date
システムに設定されている日付を出力する
```
date /t
echo %date%
```
システムの日付を変更する
```
date [yy-mm-dd]
```

time

現在時刻を取得
```
time /t
echo %time%
```
システムの時間を変更
```
time [時]:[分]:[秒].[コンマ秒]
```
chcp
現在の文字コードを確認する
```
chcp
```
文字コードを変更する(文字コードを変更する)
```
chcp 65001
```
文字コード一覧

コマンドプロンプトでよく使うコマンド一覧